Raspberry Pi Picoについて調べていたら、温度センサーが内蔵されていることがわかったので今回はその値を取得する方法の備忘録になります。
Arduino IDEでRaspberry Pi Picoが使えるという前提で進めるので、環境構築ができていない場合は以下の記事を見ながら行ってください。
では、始めます。
・内蔵の温度センサーの値を取得する
Arduino IDEで環境構築した場合は取得するための関数がすでに用意されているので、以下の方法で簡単に取得できます。
float temperature = analogReadTemp();
スケッチ例として、Arduino IDEのメニューの「ファイル」→「スケッチ例」→「rp2040」→「Temperature」を開けば具体的なサンプルが出てきます。
以下がそのスケッチのサンプル例になります。
・Temperatur.ino
/* Released into the public domain */ void setup() { Serial.begin(115200); delay(5000); } void loop() { Serial.printf("Core temperature: %2.1fC\n", analogReadTemp()); delay(1000); }
このサンプルをRaspberry Pi Picoに書き込んでからシリアルプロッタを開きます。
右下のボーレートを「115200bps」に設定すると、以下のように1秒ごとに温度が表示されます。
実際にRaspberry Pi PicoのRP2040チップ部分を指で押さえたりなどすると、温度が上がっていくのがわかると思います。
以上がRaspberry Pi Picoの内部温度を取得する方法になります。
ただしちゃんと外気温が計測できているわけではなさそうなので、あくまで目安(チップが発熱してないかのチェックなど)として使うのが良さそうですね。
・参考資料