久々の更新です。
今までJLCPCBで基板を発注していたのですが、ちょっとした表面実装のものを発注して手はんだで実装をしていたところ1枚実装するのに2時間半ぐらいかってしまいそれを4枚ほどやる必要がありました。
これを経験して部品点数が多いはんだづけはつらいという気持ちになり「PCBAやってみるか」と思い立ちました。
いつもKiCadを使って回路を作成しているので、JLCPCBの在庫があるパーツと紐づけられるツールがないかなと調べると「JLCPCB Tools」と「LCSC Manager」という便利なものがあるようなのでそれを使ってみた備忘録になります。
基本的には参考資料に挙げているページ様の内容となりますので、詳しくはそちらを参照してください。
では、始めます。
目次
0:前提条件
当然ですが、KiCadがインストールされていることが前提となります。
本記事内でのバージョンは10.0.6となります。
1:LCSC Managerのインストール
1ー1:インストール方法
KiCadを開き、上部メニューの「ツール」→「プラグイン&コンテンツマネージャー」をクリックします。

プラグイン&コンテンツマネージャー画面の「管理」ボタンをクリックします。

リポジトリを管理ダイアログの「+」ボタンをクリックします。

URL部分に以下の内容をコピペで入力して「OK」ボタンをクリックします。
https://raw.githubusercontent.com/hulryung/kicad-lcsc-manager/main/repository.json

URLが追加されていることを確認して「保存」ボタンをクリックします。

リポジトリタグのプルダウンから「LCSC Manager Repository」を選択します。

LCSC Managerが左側に表示されるので「インストール」ボタンをクリックします。

インストールの保留中となるので「保留中の変更を適用」ボタンをクリックします。

適用が正常に終了すれば、インストール完了となります。
1ー2:インストールに失敗した場合の対応方法
インストールを実行すると、自分の場合は以下のように失敗したというメッセージが表示されました。

この場合だとURLからのインストールができないため、GitHubのReleaseから最新のzipをダウンロードしてインストールしていきます。
以下のページを開きます。
最新バージョンのAssetsのところにある「kicad-lcsc-manager-(バージョン).zip」ファイルをクリックしてダウンロードします(今回はkicad-lcsc-manager-0.9.0.zipを選択)。

ダウンロード後、KiCadのプライグイン&コンテンツマネージャー画面の「ファイルからインストール」ボタンをクリックします。

ダウンロードしたファイルを選択して「開く」ボタンをクリックします。

zipファイルのプラグインがインストールされます。
「インストール済み」タブを開き「LCSC Manager」が表示されていればインストール完了です。

2:JLCPCB Toolsのインストール
2ー1:インストール方法
基本的にはLCSC Managerの時と同じ方法でインストールを行います。
KiCadを開き、上部メニューの「ツール」→「プラグイン&コンテンツマネージャー」をクリックします。

プラグイン&コンテンツマネージャー画面の「管理」ボタンをクリックします。

リポジトリを管理ダイアログの「+」ボタンをクリックします。

URL部分に以下の内容をコピペで入力して「OK」ボタンをクリックします。
https://raw.githubusercontent.com/Bouni/bouni-kicad-repository/main/repository.json

URLが追加されていることを確認して「保存」ボタンをクリックします。

リポジトリタグのプルダウンから「Bouni's KiCad Repository」を選択します。

KiCAD JLCPCB toolsが左側に表示されるので「インストール」ボタンをクリックします。

インストールの保留中となるので「保留中の変更を適用」ボタンをクリックします。

適用が正常に終了すれば、インストール完了となります。
2ー2:インストールに失敗した場合の対応方法
インストールを実行すると、自分の場合は以下のように失敗したというメッセージが表示されました。

この場合だとURLからのインストールができないため、GitHubのReleaseから最新のzipをダウンロードしてインストールしていきます。
以下のページを開きます。
最新バージョンのAssetsのところにある「KiCAD-PCM-(バージョン).zip」ファイルをクリックしてダウンロードします(今回はKiCAD-PCM-2026.04.03.zipを選択)。

ダウンロード後、KiCadのプライグイン&コンテンツマネージャー画面の「ファイルからインストール」ボタンをクリックします。

ダウンロードしたファイルを選択して「開く」ボタンをクリックします。

zipファイルのプラグインがインストールされます。
「インストール済み」タブを開き「KiCAD JLCPCB tools」が表示されていればインストール完了です。

3:LCSC Managerの使い方
対象プロジェクトのPCBエディターを開きます(新規作成した真っ新なものでもよいです)。

PCBエディター画面の右上にある赤枠で囲っている青い丸に白い四角が書かれているアイコンをクリックします。

LCSC Managerの画面が立ち上がります。

Searchと書かれている検索欄に部品名やスペックなどを入力し「Search」ボタンをクリックします(今回は例としてCH340Kを検索しています)。

検索結果がSearch Resultsに表示されるので、シンボルやフットプリントを取り込みたいものをクリックして「Import Selected」ボタンをクリックします。

インポートが始まり、以下のように「Import completed!」の表示が出ていればインポート完了となります。

必要な部品のインポートが終了した後、一度プロジェクトを読み込み直して対象プロジェクトの回路図エディターを開きます。
通常通りに回路図にシンボルを追加する際に、検索部分に「lcsc」と入力して出てきた「lcsc_imported」の中にLCSC Managerでインポートしたシンボルとフットプリントが表示されます。

あとはいつも通りに回路図を作成していくだけです。
ちなみにJLCPCBでPCBAを発注する場合は、以下のサイトにあるものから選択することになります。
各部品の詳細画面にある「JLCPCB Part」の値が部品固有のIDとなっているので、ここの値をインストールしたLCSC Managerで検索すると該当部品のシンボルとフットプリントがインポートできるので便利です。

またLCSC Managerでインポートしてシンボルやフットプリントは、デフォルト設定では以下のように各プロジェクトのlibs/lcsc内に保存されます。

4:JLCPCB Toolsの使い方
LCSC Managerで必要な部品のインポートをした後、まずは回路図エディターで回路を作成します(以下は例としてCH340Kを使った簡単な回路を作っています)。

フットプリントの割り当ても通常通りに設定します。

PCBエディターで基板のレイアウトを作成し、ガーバーデータ作成直前まで進めます。

ここまで進めたら、PCBエディターの右上にあるJLCPCB Toolsのアイコンをクリックします。

以下のようにJLCPCB Toolsの画面が開きます。

各部品の行をダブルクリックすると以下のようにパーツ検索画面となるので、Keywordsのところに部品番号などを入力して出てきたものを選択して「Select part」ボタンをクリックすることで基板上のフットプリントとPCBAする際の部品を紐づけていきます。これを必要な分だけ行います。

LCSCの行にPCBAを行いたいものが全て設定できていることを確認します。

PCBAの紐づけが全てできていることを確認した後は、JLCPCB Toolsの左上にある「Generate」ボタンをクリックします。

今回のピンヘッダ部分のようにLCSC行で紐づけられていないものがある場合は以下のダイアログが表示されます(今回は問題ないため「OK」ボタンをクリックしました)。

実行すると以下のように各種ファイルが保存されたというメッセージが表示されます。

デフォルトだとKiCadプロジェクト内の「jlcpcb」というフォルダ内に各種ファイルが保存されています。

特にproduction_filesのフォルダ内にはガーバーデータをまとめたzipとPCBA用の2種類のCSVファイルが出力されているので、これをそのままJLCPCBの発注に使用できるようになっています。

以上がKiCadへのJLCPCB ToolsとLCSC Managerのインストールと使い方になります。
PCBAをやってみる際にはこれらが入っているだけでかなり楽に必要なファイルを作成できると思います。
参考資料
- GitHub - Bouni/kicad-jlcpcb-tools: Plugin to generate BOM + CPL files for JLCPCB, assigning LCSC part numbers directly from the plugin, query the JLCPCB parts database, lookup datasheets and much more. · GitHub
- GitHub - hulryung/kicad-lcsc-manager: KiCad plugin for importing LCSC/EasyEDA components with symbols, footprints, and 3D models directly into your projects · GitHub
- KiCAD JLCPCB tools がインストールできないから何とかする | Nyanmo main blog














































