Raspberry PiでArduinoの開発をすることはあまりないとは思いますが、Arduino IDEもインストールできるようなので今回やってみた備忘録になります。
では始めます。
1:Arduino IDEのインストール方法
以下のArduino公式のダウンロードページを開きます。
環境に合ったインストーラを選択します。Raspberry PiはARMのCPUなのとOSは32bitが主流のなので「Linux ARM 32bit」をクリックします。
ダウンロードページが表示されるので、ダウンロードだけの場合は「JUST DOWNLOAD」をクリックします。
するとtar.xzファイルがダウンロードされます。
ダウンロードした「tar.xz」ファイルを右クリックして「指定先にファイルを展開」をクリックします。
数十秒時間がかかりますが、以下のような画面が表示されるので「フォルダ」アイコンをクリックします。
ホームディレクトリを開いて「フォルダ作成」アイコンをクリックします。
なんでも良いですが、他のOSと同じようにフォルダ名に「Applications」と入力して「作成」ボタンをクリックします。
作成したフォルダを指定して「開く」ボタンをクリックします。
解凍先フォルダを確認し、「展開」ボタンをクリックします。
しばらく待つと指定したフォルダ内に「arduino-[バージョン番号]」のフォルダが展開されます。中身は以下のようになっています。
本体は「arduino」という実行ファイルでそれをダブルクリックすれば起動できます。
デスクトップやメニューにも追加したい場合はLXTerminalを立ち上げてArduinoのディレクトリに移動し、以下のコマンドを入力します。
$ sudo sh install.sh
このコマンドを実行することでデスクトップへのショートカット作成やメニューへの追加が行われます。
2:Arduino IDEを起動しても文字が表示されない場合
Arduino IDEを起動させると以下のようにメニューや文字が表示されなくなっている場合があります(自分の場合がそうでした)。
おそらくなのですが、Raspberry Piを日本語化していた場合にArduino IDEではなぜか日本語が読み込まれないことが原因のようです。
この場合は設定を日本語ではなく英語などに変更する必要があります。
スケッチを開いた状態で「Ctrl + ,(コンマキー)」を入力して環境設定画面を開きます。デフォルトの状態で言語設定のところが「System Default」になっています。
プルダウンから「English(English)」を選択して「OK」ボタンをクリックします。
画面が小さくて見切れて見えない場合は「追加のボードマネージャのURL」(一番最後にある入力項目)にカーソルがある状態で2回Tabキーを押すと「OK」ボタンまでフォーカスが移動するのでそこでEnterキーを押します。
設定変更後に再度Arduino IDEを立ち上げると以下のように英語に切り替わり、メニューなどが表示されます。
以上がRaspberry PiにArduino IDEをインストールする方法です。
途中文字が表示されないなどトラブルがありましたが、なんとか環境が整えられてよかったです。
・参考資料