最近はミニ四駆ラジコンなどでM5Stack(ESP32)系のマイコンばかり使っていましたが、他のボードを見ていたところまた安価で色々と機能がついていそうなマイコンボードを見つけました。
2000円程度ですが、nRF52840というチップを使っており、BLEやNFCが使えてリポバッテリーなどの充電制御回路もついているようです。Arduino IDEでの開発もできます。
今回はこのSeeed Studio XIAO nRF52840を購入してみたので、その環境構築の方法になります。
基本的には参考資料に挙げている公式Wikiのページ通りに進めていく形になるので、詳しくはそちらを参照してください。
またWindowsでの環境構築になるので他のOSだと違う場合があるので注意してください。
では、始めます。
1:Arduino IDEのインストール
まずはArduino IDEをインストールします。
自分の場合はすでにインストールしてありましたが、まだの場合は以下の公式ページからインストーラをダウンロードし、インストールしてください。
2:ボードのインストール
Arduino IDEのインストールが終わったらArduino IDEで使えるようにボードに関するライブラリなどのインストールを行います。
Arduino IDEを起動させて「ファイル」→「環境設定」を選択します。
環境設定の画面が表示されるので「追加のボードマネージャのURL」の右側にあるアイコンをクリックします。
テキストボックスが表示されるので以下のURLをコピペして記入し「OK」ボタンをクリックします。
https://files.seeedstudio.com/arduino/package_seeeduino_boards_index.json
URLが追加されていることを確認して「OK」をクリックして環境設定画面を閉じます。
次に「ツール」→「ボード」→「ボードマネージャ」を選択します。
検索欄に「seeed nrf52」と入力して出てきた一番上のものを選択し「インストール」ボタンをクリックしてインストールします。
ダウンロードサイズが大きいのでインストールには時間がかかる場合があるので、気長に待ちます。
インストール後「INSTALLED」の文字が表示されていることを確認し「閉じる」ボタンでボードマネージャ画面を閉じます。
これでボードのインストールは完了です。
3:サンプルスケッチを書き込む
ボードの準備ができたので、次はLチカのサンプルを書き込んでみます。
「ツール」→「ボード」→「Seeed nRF Boards」→「Seeed XIAO BLE - nRF52840」を選択します。
「ファイル」→「スケッチ例」→「01.Basics」→「Blink」をクリックしてスケッチサンプルを開きます。
Seeed Studio XIAO nRF52840とPCをUSBケーブルで繋ぎ、「ツール」→「シリアルポート」から対象のポートを選択します。
あとは矢印ボタンをクリックすればスケッチの書き込みが開始されます。
書き込みが終了すると、USB-C端子の横にあるLEDが点滅するようになります。
以上がSeeed Studio XIAO nRF52840の環境構築方法になります。
ESP32-DevKitなどよりかなり小さいので、小型の何かを開発するときにはマイコンボードとして使う選択肢の一つになるかと思います。
・参考資料