ソースに絡まるエスカルゴ

貧弱プログラマの外部記憶装置です。

【Windows】マウス接続時にタッチパッドを無効にする

 ノートPCを使って文章やプログラムを書いている時に、時々タッチパッドに指が当たって変なところにカーソルが移動したり勝手に切り取られたり移動されたり誤作動を起こすことが割とありました。

 なのでPCにマウスを繋いでいる時に無効にできないかと調べたら簡単にできたのでその備忘録になります。


 では、始めます。


・マウス接続時にタッチパッドを無効にする
 Windowsの「設定」を開いて「デバイス」をクリックします。

 デバイス画面を開いたら左にある「タッチパッド」をクリックし、出てきた中にある「マウスの接続時にタッチパッドをオフにしない」のチェックを外します。

 これでマウス接続時にタッチパッドを触っても反応しなくなります。


 以上がマウス接続時にタッチパッドを無効にする方法になります。

 タッチパッドが大きいノートPCを使っている場合は、親指が当たってしまって誤作動することもあるのでデフォルトでチェックは外しておいてほしいですね…。


・参考資料

【Raspberry Pi Pico/Windows】Raspberry Pi Picoでデュアルコアを使ってみる

 前にC/C++Raspberry Pi Picoを使うための環境構築方法の記事を書きました。

 最近またちょっと触ってみようと思い色々調べたところ、Arduino IDEでも簡単に開発できるようになっていたのとデュアルコアの処理をやってたなかったのでやってみようと思い記事にした次第です。


 では、始めます。


1:Arduino IDERaspberry Pi Picoを使えるようにする
 まずはArduino IDERaspberry Pi Picoを使えるようにします。

 Arduino IDEを開いて「ファイル」→「環境設定」を選択します。

 環境設定画面の「追加のボードマネージャのURL」の右側にあるアイコンをクリックします。

 クリックしたら以下のURLをコピペし、そのURLを一行追加してOKをクリックします。

https://github.com/earlephilhower/arduino-pico/releases/download/global/package_rp2040_index.json

 URLが追加されていることを確認して「OK」をクリックします。

 次に「ツール」→「ボード」→「ボードマネージャ」を選択します。

 検索欄に「pico」と入力すると色々と出てきますが「Raspberry Pi Pico/RP2040」と書かれているものの「インストール」ボタンをクリックしてインストールします。

 これでArduino IDERaspberry Pi Picoを使えるようになりました。

 ※ちなみに検索欄で出てきたボードの一番最初に出てくる「Arduino Mbed OS RP2040 Boards」はArduino公式が出しているものですが、こちらでは簡単にデュアルコアを使えないようだったのでインストールはしていません。一応共存はできるようなので両方インストールしていても大丈夫ですが、今回のデュアルコアを使うには「Raspberry Pi Pico/RP2040」をインストールしておく必要があります。


2:Raspberry Pi Picoでデュアルコアを使う方法
 Raspberry Pi PicoはCore 0とCore 1の2つのコアがあります。

 以下の書き方でどちらで処理させるかを指定することができます。

/* Core 0の処理 */
void setup() {
}

void loop() {
}

/* Core 1の処理 */
void setup1() {
}

void loop1() {
}

 「setup」と「loop」関数はCore 0で処理、「setup1」と「loop1」関数はCore 1で処理というとてもわかりやすく簡単な書き方で記述できます。


3:Raspberry Pi Picoでデュアルコアを使ったサンプル
 書き方がわかったので実際にサンプルを動かしてみます。

・pico_dual_test.ino

/**
 * Raspberry Pi Picoでデュアルコアテスト
 */
const int LED_PIN = 25;

int count = 0;
bool led_flg = true;
 
/* ---- Core 0の処理 ---- */
void setup() {
  Serial.begin(115200);
  delay(1000);
  Serial.println("core0:start....");
}

void loop() {
  Serial.println(count);
  count = count + 1;

  if (count > 100) {
    count = 0;
  }
  delay(1000);
}

/* ---- Core 1の処理 ---- */
void setup1() {
  pinMode(25, OUTPUT);
  delay(1000);
  Serial.println("core1:start....");
}

void loop1() {
  count = count + 1;
  digitalWrite(LED_PIN, led_flg);
  led_flg = !led_flg;
  delay(2000);
}

 サンプルを少し解説するとCore 0の方で1秒ごとにカウントアップとシリアルでその値を表示させています。Core 1の方ではボードにあるLEDを点滅させつつ、Core 0で行っているカウントアップの変数に2秒ごとにさらに1を追加しています。

 上記のサンプルのスケッチを書き込む際は「ボード」→「Raspberry Pi RP2040 Boards」→「Raspberry Pi Pico」を選択します。

 デフォルトの値のまま「シリアルポート」から該当のポートを選択します。

 あとは書き込みボタンをクリックして書き込みます。

 書き込む時は一度Raspberry Pi Picoとの接続が途切れ、エクスプローラーのファイル画面が表示されますがすぐに消えます。それが消えたら書き込みは終了しています。

 初回の場合はドライバのインストールが走る場合がありますが、その場合はもう一度ポートを選択しなおしてから書き込みを実行してみてください。

 サンプルの書き込みが終了すると、Raspberry Pi PicoのボードにあるLEDが2秒ごとに点滅します。シリアルモニタを開くと以下のようにちゃんとCore 1でのカウントアップも反映されているのがわかると思います。


 以上がRaspberry Pi Picoでデュアルコアを使う方法になります。

 Arduino IDEで開発ができるという手軽さもありますし、何よりデュアルコアでの書き方も簡単だったので同時並行で色々処理させたい場合は非常に便利かと思います。

 またRaspberry Pi Picoは価格としてもかなり安くデュアルコアでの処理も行えるので、無線通信などをしないのであればこれが一番使いやすいボードなのではないかと個人的には思います。


・参考資料

【Windows】BitLockerが発動した場合の対処方法

 DELLのノートPCのWindowsUpdateとBIOSアップデートを走らせたところ、最近ちょっと話題になったBitLockerが発動してしまいました。ちなみにInspiron 5515のWindows10という環境でした。

 今までBitLockerというものを意識したことがなかったので、BitLocker回復キーの取得方法や最終的にわからなかった場合の対処法をメモしておこうと思った次第です。


 では、始めます。


1:BitLockerとは
 BitLockerについて簡単に説明すると、ドライブ(内蔵SSDなど)を紛失した際にデータ漏洩を防ぐためのものらしいです。

 メーカー製のPCを購入した際に「デバイスの暗号化」によってドライブ(内蔵SSDなど)が自動的に暗号化されてることが多く、WindowsUpdateやBIOSのアップデートで意図せず設定が変更されてしまった際にBitLockerが発動してしまうことがあるようです。発動の具体的な条件はよくわかりませんでした。
 一度発動するとドライブがロック状態になるため、BitLocker回復キーを入力しないとWindows自体が立ち上がらずにセーフモードでの起動などもできなくなります。

 なので結論としてはWindowsのPCを購入した直後にBitLocker回復キーをメモしておく」ことが一番の対応策となります。

 BitLocker回復キーを確認する方法はいくつかあるので、説明していきます。


2:マイクロソフトアカウントからBitLocker回復キーを確認する
 調べて一番出てくるのがこのマイクロソフトアカウントから確認する方法だと思います。

 PC端末にログインしているマイクロソフトアカウントにサインインし、上メニューの「デバイス」画面から該当の端末の「詳細を見る」をクリックします。

 端末の詳細画面になるので左下にある「回復キーの管理」をクリックします。

 本人確認の表示が出るので、登録しているメールまたはSMSを選択して次のページで入力し、コードを受け取り認証します。

 認証できた場合は、表示されたページにBitLocker回復キーが表示されます。

 ちなみにPC端末にログインしているのとは違うアカウントの場合は以下のように表示されます。

 

3:コマンドプロンプトからBitLocker回復キーを確認する
 コマンドプロンプトからもBitLocker回復キーを確認できます。

 コマンドプロンプトを管理者権限で開きます。

 管理者権限でコマンドプロンプトを開いたら以下のコマンドを実行します。

$ manage-bde.exe -protectors -get c:

 このコマンドを実行すると、以下のように表示されます。「パスワード」と書かれている部分がBitLockerの回復キーになっているのでそれをメモしておきます。

BitLocker ドライブ暗号化: 構成ツール Version 10.0.22000
Copyright (C) 2013 Microsoft Corporation. All rights reserved.

ボリューム C: [Windows-SSD]
すべてのキーの保護機能

    数字パスワード:
      ID: {xxxxxx-xx-xx-xx-xxxx}
      パスワード:
        xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx

    TPM:
      ID: {xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxx}
      PCR 検証プロファイル:
        7, 11
        (整合性の検証のためにセキュア ブートを使用)


4:コントロールパネルのデバイスの暗号化から確認または保存する
 他にもコントロールパネルの項目からBitLockerの回復キーの確認と保存ができます。

 コントロールパネルを開いて「システムとセキュリティ」をクリックします。

 BitLockerが有効になっている場合は出てきた中にデバイスの暗号化という項目があるので、そこの「回復キーのバックアップ」をクリックします。

「回復キーのバックアップ」をクリックします。

 すると以下のような画面になるので、ファイルで保存するか印刷するかを選択します。印刷でもPDFに出力すればファイルで保存するのと同じなので今回は「回復キーを印刷する」を選んでPDFとして保存してみました。

 作成したPDFファイルを開くと、以下のようにIDと回復キーを確認できます。


5:どうしてもBitLockerの回復キーがわからない場合はクリーンインストールを行う
 普段意識していないことが多いのでBitLockerの回復キーがどうしてもわからないこともあるかと思いますが、残念ながらWindowsクリーンインストールをするしかないのでその方法を書いていきます。

 リカバリ用のUSBメモリなどを予め作成していた場合はそのUSBメモリを使ってください。それもない場合は、他のWindowsのPCを使って過去の自分の記事にあるようにUSBメモリにインストールメディアを作成します。

 インストールメディアのUSBをBitLockerでロックされているPCに差し込んだ状態で起動させます。これで基本的にはWindowsのインストール画面が表示されるはずですが、表示されない場合は一度BIOSに入ってそこから再起動させてください。

 Windowsのインストール画面を進めていくと「Windowsのインストール場所を選んでください」という画面で各ドライブのパーティションを選択する必要があります。

 ここでは一番サイズが大きいパーティションを選択して「削除」ボタンをクリックします(参考ページ様より画像を引用して加工)。

 あとは削除した該当のパーティションを選択してそこにWindowsをインストールしていくだけです。

 これでBitLockerでロックされていたパーティションの部分が削除され、Windowsが新しくインストールされます。

 ちなみにこの時リカバリUSBを使っていなかった場合は、メーカー製の諸々のアプリも消えてしまうために指紋認証などの機能が使えなくなります。


 以上がBitLockerが発動した場合の対処方法になります。

 事前にBitLockerの回復キーを保存しておくというのが唯一の対処法になりますが、普通は意図していないのでWindowsを再インストールすることになるかと思います。
 なので大事なデータはクラウドなどにバックアップを常にしておくことやリカバリ用のUSBメモリを作っておくことなど、万が一の時を考えて色々と対策をしておくしかなさそうです…。

 その前にWindowsUpdateやメーカーのBIOSアップデートなどでこのようなことが起きないようにしてほしいというのが一番ですが…。


・参考資料

【Arduino】Seeed Studio XIAO ESP32C3の環境構築

 マイコン関係の商品を眺めていたところ、つい先日に「Seeed Studio XIAO ESP32C3」というマイコンボードが発売されていることを知りました。

 値段が1000円以下と安くてボード自体も小さいですが「ESP32-C3」というESP32系のチップを搭載しており、WiFiBluetoothも使えるという代物で面白そうだったので購入してみました。
 今回はこのSeeed Studio XIAO ESP32C3の環境構築をしてサンプルスケッチを動かすまでの備忘録になります。

 基本的には参考資料にある公式のGetting Startedのページに沿った内容になっているので、詳しくはそちらを参照してください。


 では、始めます。


1:Arduino IDEでボードを使えるようにする
 ESP32系のチップを使用しているので、基本的にはESP32の開発ボードを使えるようにする方法と同じです。

 Arduino IDEを起動させて「ファイル」→「環境設定」を選択します。

 環境設定画面が表示されるので「追加のボードマネージャのURL」の右側にあるアイコンをクリックします。

 以下のURLをコピペして貼り付け、「OK」をクリックします。

https://raw.githubusercontent.com/espressif/arduino-esp32/gh-pages/package_esp32_dev_index.json

 URLが追加されていることを確認して「OK」をクリックします。

 URLの追加ができたら「ツール」→「ボード」→「ボードマネージャ」をクリックします。

 検索欄に「esp32」と入力して出てきたボードの「インストール」ボタンをクリックしてインストールします。

 ダウンロードするファイルサイズが大きいので、完了まで時間がかかる場合があります。

 インストールが完了すると以下のように「INSTALLED」の文字になるので「閉じる」ボタンをクリックして閉じます。

 これでArduino IDEで開発ができるようになりました。


2:サンプルを書き込んで動作確認をする
 実際にサンプルスケッチを書き込んで動くかを確認します。

 公式のGetting StartedのページはLチカをやっていますが、はんだ付けが必要になってくるので今回はシリアル送信の簡単なスケッチを試してみました。

・XIAO_ESP32C3_test.ino

/** 
 *  XIAO ESP32C3のSerialテスト
 */
void setup() {
  Serial.begin(115200);
  Serial.println("--- setup end ---");
}

int count = 1;

void loop() {
  Serial.println(count);
  count++;

  if (count > 20) {
    count = 1;
  }

  delay(1000);
}

 上記スケッチを作成できたら「ツール」→「ボード」→「ESP32 Arduino」→「XIAO ESP32C3」を選択します。かなりスクロールしないとXIAO ESP32C3が出てこないので頑張ってスクロールしてください。

 USBケーブルでPCとSeeed Studio XIAO ESP32C3繋ぎます。PCに認識されるとWindowsの場合は自動的にドライバがインストールされます。

 ボードで「XIAO ESP32C3」が選択されていることを確認し「シリアルポート」から書き込むポートを選択します。他にも色々設定できますが、デフォルトのままでも書き込めるのでそのままでOKです。

 あとは書き込みボタンをクリックしてコンパイルの実行と書き込みを行います。

 書き込みがエラーなく終了した後、Aruduino IDEの右上にある「シリアルプロッタ」をクリックして開きます。

 赤枠部分でプルダウンからボーレートを「115200 bps」にすると、1からカウントアップして20を超えるとまた1に戻ってカウントアップする形で表示されます。


おまけ:リセットボタンとブートボタン
 Seeed Studio XIAO ESP32C3にはリセットボタンとブートボタンの2つのボタンが存在しています。

 公式ページより引用した以下の画像のように左側がブートボタン、右側がリセットボタンとなっています。

 リセットボタンを押下した時の動作としては、一度PCとの接続が途切れて再度接続し直しています。詳しく調べてないので不確定ですが、おそらくソフト的なリセットではなくハード的なリセットをしているような気がしてます。

 ブートボタンについては、ブートボタンを押した状態でPCと接続するとブートローダーモードに入るようです。

 スケッチが書き込めなくなった時はリセットボタンを一度押してから書き込んでみるか、それでもダメならブートローダーモードで接続してから書き込むという方法をすれば良さそうです(未検証)。


 以上がArduino IDEでのSeeed Studio XIAO ESP32C3の環境構築の方法になります。
 値段が安くて小さい上に無線も使えるのでIoT用のマイコンとしては色々使い道がありそうです。

 ただこの記事を書いている時に通販の在庫を確認したらなくなっていたので、ラズパイなどと同じようにこのボードも在庫が少なくなっているようで残念ですね…。


・参考資料

【GitHub】GitHub Pagesを使ってリポジトリを静的ページとして公開する

 以前にBitbucketにおいて静的ページを公開する記事を書きました。

 今回は同じような機能であるGitHub Pagesを使ってリポジトリを静的ページとして公開する方法の備忘録になります。

 GitHubアカウントを作成している前提で進めるので、この記事の内容を行う場合は先にGitHubアカウントを作成しておいてください。


 では、始めます。


1:リポジトリの作成
 GitHubにサインインし、右上にある自身のアイコンをクリックし、出てきた中の「Your repositories」をクリックします。

 リポジトリ一覧が表示されるので、右側にある「New」をクリックします。

 リポジトリ作成の画面になるので「Repository Name」を入力します。PublicとPrivateはどちらでも良いですが、ある程度作ってから公開することが多いと思うので一旦Privateに設定しています。他はデフォルトのままです。設定が終わったら「Create Repository」ボタンをクリックします。

 するとリポジトリが作成されて以下のような画面になります。今回だと何もない空のリポジトリを作ったので、cloneしてファイルを追加してpushしてね、みたいな内容が書かれています。

 ひとまずこれで公開用のリポジトリができました。


2:Webページとして公開するファイルを作成してpushする
 リポジトリを作成したので、クローンして公開用のページファイルを作成していきます。

 作成したリポジトリのページにあるURLをコピーします。

 PowerShellコマンドプロンプトを開いてクローンしたい階層まで移動して以下のコマンドを実行します。空のリポジトリなので「warning: You appear to have cloned an empty repository.」というメッセージが出る場合があります。

$ git clone [コピーしたURL]

 クローンしたリポジトリ内にページとして表示するファイルを作成します。今回は以下のように作成しました。

web-test
│   index.html
│
└───sub
    │   sub.md
    │
    └───img
            test.png

 markdownファイルもいい感じにページにしてくれるので、サブページとしてsub.mdを作成しています。


・index.html

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
	<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8" />
	<title>web-test</title>
</head>
<body>
<h1>Web-test</h1>
<a href="./sub/sub">サブページリンク</a>
</body>
</html>

・sub.md

# サブページです
markdownファイルを作成してもいい感じにページにしてくれます。
- - -

- 画像

![](./img/test.png)

- 表

|項目1|項目2|
|---|---|
|内容1|内容2|

- ソースコード

~~~python
import sys
from time import sleep

def count_up(num, count):
    print("--- start ----")

    for i in range(0, count):
        print(num + i)
        sleep(0.5)

    print("--- end ----")

if __name__ == '__main__':
    count_up(1, 10)
~~~~

・test.png


 これらのファイルができたらリモートリポジトリにpushします。

 これでGitHub Pagesで表示させるページの準備ができました。


3:GitHub Pagesとして公開する
 リポジトリの準備ができたのでGitHub Pagesで公開できる設定にしていきます。

 まずはリポジトリをPrivateからPublicにします。やり方は以下の記事にまとめています。

 リポジトリをPublicにできたら、リポジトリの「Settings」を開いて左側にある「Pages」をクリックしてGitHub Pagesの設定画面を開きます。

 今回はmasterブランチ直下にトップページであるindex.htmlを作成してpushしているので、赤枠部分のようにプルダウンを設定して「Save」ボタンをクリックします。

 設定を保存した後、「Code」を開くとコミットメッセージ部分に黄色いマークがついています。

 この黄色いマークはGitHub Pages用のビルドが走っている状態なので少し待ちます。待った後にページを更新すると以下のように緑のチェックマークが出ていればビルドが終了しています。

 再び「Settings」の「Pages」を開くとサイトを表示させるURLが表示されているので、そのURLを開くとWebページとして表示されます。

 実際に表示させてみたものが以下になります。

 htmlでもmarkdownでもちゃんと表示されていることがわかると思います。

 ちなみにサブページの先頭のところに表示されている青文字をクリックすると、トップの「index.html」のページに戻ります。デフォルトの設定だとこのトップページへのリンクが勝手に追加されるようです。


 以上がGitHub Pagesを使ってリポジトリを静的ページとして公開する方法になります。

 サーバにアクセスする処理がないWebページの場合などには、コード管理とWebページの公開が一度にできるので便利かと思います。

 参考として今回自分が作ったGitHubページのURLを以下に載せておきます。


・参考資料

【GitHub】リポジトリのPrivate(非公開)をPublic(公開)にする

 GitHubは割と使っていましたが、privateとpublicを切り替えたことがなかったので今回はその備忘録になります。

 基本的には参考資料に挙げたページ様の内容と同じなので詳細はそちらを参照してください。


 では、始めます。


GitHubリポジトリののPrivateをPublicにする方法
 まずは変更したいGitHubリポジトリのページを開いて「Settings」の項目を開きます。

 スクロールしていくと最後の方にDanger Zoneという項目があるので、その中の「Change repository visibility」の横の「Change visibility」ボタンをクリックします。

 すると以下のような表示になります。今回はpublicにしたいので「Make public」にチェックをし、入力欄にリポジトリ名を入力して最後に「I understand, change repository visibility.」のボタンをクリックします。

 実行する前の最後の手順として、GitHubアカウントのパスワードを尋ねられるので入力して「Confirm」ボタンをクリックします。

 実行後、GitHubリポジトリを見に行くと「Public」になっています。


 以上がGitHubリポジトリをPrivateからPublicにする方法になります。

 Change visibilityボタンをクリックした後の表示で「Make private」の方を選択するとPrivateなリポジトリに変更することもできます。

 実際にやってみればそんなに難しいことはないですが、メモとして記事にした次第です。


・参考資料

【Arduino】Seeed Studio XIAO nRF52840のボード上のLEDについて

 以前の記事でとりあえず環境構築をしてサンプルのLチカまでをやってみましたが、Getting Startedのページをよく読むとボード上のLEDは多色LEDになっておりRGBで制御できると書いてありました。

 なので今回はSeeed Studio XIAO nRF52840ボード上のLEDの制御についての記事になります。


 では、始めます。


1:ボード上のLEDの制御方法
 ボード上のピン定義としては以下の3種類があります。

LED色 ピン定義
LED_BUILTIN または LEDR
LEDG
LEDB

 つまり赤色にしたい場合は「LED_BUILTIN」または「LEDR」のピン、緑色にしたい場合は「LEDG」のピン、青色にしたい場合は「LEDB」のピンを使うということになります。
 点灯する場合は該当ピンを「LOW」に、消灯する場合は「HIGH」にします。また同時に複数の色を点灯させて合わせた色として光らせることもできます。

 まとめると以下のような記述になります。

// ピンの出力設定
pinMode(LEDR, OUTPUT); // 赤色(LED_BUILTINでもOK)
pinMode(LEDG, OUTPUT); // 緑色
pinMode(LEDB, OUTPUT); // 青色

// 出力方法
digitalWrite(LEDR, LOW);  // 点灯
digitalWrite(LEDR, HIGH); // 消灯


2:LEDサンプル
 LEDの制御方法がわかったので実際に光らせるサンプルを実行させてみます。

・SeeedStudioXiaoBLE_LEDTest.ino

/**
 * SeeedStudioXiaoBLE_LEDTest
 */
void setup() {
  pinMode(LEDR, OUTPUT);
  pinMode(LEDG, OUTPUT);
  pinMode(LEDB, OUTPUT);

  // 初期化として全部消灯
  digitalWrite(LEDR, HIGH);
  digitalWrite(LEDG, HIGH);
  digitalWrite(LEDB, HIGH);
}


void loop() {
  digitalWrite(LEDR, LOW);  // 赤
  delay(1000);
  digitalWrite(LEDR, HIGH); // 消灯
  delay(1000);
  digitalWrite(LEDG, LOW);  // 緑
  delay(1000);
  digitalWrite(LEDG, HIGH); // 消灯
  delay(1000);
  digitalWrite(LEDB, LOW);  // 青
  delay(1000);
  digitalWrite(LEDB, HIGH); // 消灯
  delay(1000);

  // 黄色
  digitalWrite(LEDR, LOW);
  digitalWrite(LEDG, LOW);
  delay(1000);
  digitalWrite(LEDR, HIGH); // 消灯
  digitalWrite(LEDG, HIGH); // 消灯
  delay(1000);

  // 紫色
  digitalWrite(LEDR, LOW);
  digitalWrite(LEDB, LOW);
  delay(1000);
  digitalWrite(LEDR, HIGH); // 消灯
  digitalWrite(LEDB, HIGH); // 消灯
  delay(1000);

  // 水色
  digitalWrite(LEDG, LOW);
  digitalWrite(LEDB, LOW);
  delay(1000);
  digitalWrite(LEDG, HIGH); // 消灯
  digitalWrite(LEDB, HIGH);
  delay(1000);

  // 白色
  digitalWrite(LEDR, LOW);
  digitalWrite(LEDG, LOW);
  digitalWrite(LEDB, LOW);
  delay(1000);
  digitalWrite(LEDR, HIGH); // 消灯
  digitalWrite(LEDG, HIGH); // 消灯
  digitalWrite(LEDB, HIGH); // 消灯
  delay(1000);
}

 上記のスケッチを書き込むとそれぞれの色が1秒毎に点灯/消灯で切り替わります。白色などはあまり白くは見えませんが、光の三原色を混ぜると白なので一応白ということにしています。


 以上がSeeed Studio XIAO nRF52840のボード上のLED制御についてです。

 一つのLEDで多色を表現できるので、ステータスなどを確認したりするのに使ったりすると良さそうです。


・参考資料