今回もまたM5StickC Plusの記事です。
調べてみるとデフォルトで簡単にQRコードを生成できることがわかったのでその備忘録です。
では、始めます。
1:QRコード表示方法
以下の関数を使うことでQRコードを表示することができます。
#include <M5StickCPlus.h> M5.begin(); M5.Lcd.qrcode([文字列], [表示x座標], [表示y座標], [横幅], [QRコードバージョン]); // QRコード表示
QRコードのバージョンは1~15まで対応しているようです。
2:QRコード表示のサンプル
表示の仕方がわかったので実際にGoogleのホーム画面をQRコードで表示してみます。
・M5StickCPlus_QRCode_sample.ino
#include <M5StickCPlus.h> const char* URL_STR = "https://www.google.co.jp/"; // GoogleのURL const int QR_VERSION = 2; void setup() { Serial.begin(115200); M5.begin(); M5.Axp.ScreenBreath(10); // 画面の明るさ(7-12) M5.Lcd.setRotation(0); // 画面を縦向きに(0-3) M5.Lcd.qrcode(URL_STR, 0, 0, 135, QR_VERSION); // QRコード表示 Serial.println("setup end!"); } void loop() { }
このサンプルスケッチを書き込むとM5StickCPlusの画面にQRコードが表示されます。
そのQRコードをスマホなどで読み込むとGoogleのホーム画面が表示されます。
以上がM5StickC PlusでQRコードを表示する方法です。
簡単に表示できるで、ちょっとした時の電子名刺代わりにM5Stack系を使用するなんて用途もありかもしれないですね。
おまけ:QRコードのバージョンについて
QRコードはバージョンによってQRコード内に埋め込める情報量に違いがあります。
例えばバージョン2だと最大で32バイト、バージョン4だと最大78バイトまで埋め込みができます。
またバージョンが上がれば上がるほどQRコードのドットサイズが小さくなっていくので、バージョン15をM5StickCPlusに表示させてもQRコードを読み取れない可能性が高いです。
なので必要な情報量を満たす丁度良いQRコードのバージョンを設定する必要があります。
詳しくは以下のページ様を参考にしてください。
・参考資料