マイナンバーカードは去年の内に取得していたのですが、取得して以降一切使っていませんでした。
ですがマイナンバーカードを使えば役所に行かなくても各種書類をコンビニで取得できたり確定申告なども自宅からできるようになりますし、マイナポイントという5000円分のポイントが付与されるキャンペーンもやっていたりと何かと便利です。
なので今回はマイナンバーカードを使う第一歩として、とりあえずICカードリーダを購入してマイナンバーカードの読み取りまでやってみたのでその備忘録となります。
ちなみにWindowsでの内容になるので、他のデバイスやOSでは手順が違うので注意してください。
では、始めます。
1:マイナンバーカードの取得
まずは何よりマイナンバーカードを取得することが必要です。
マイナンバー通知カードや身分証明書、顔写真などを持って役所に行くなどして取得申請する必要があります。自分の場合は申請から取得まで1か月以上ぐらいかかったので、早めに申請しておくのが良いかと思います。
役所でのマイナンバーカード受け取り時には、各種パスワードを設定する必要もあります。
2:ICカードリーダの購入
マイナンバーカードを取得できたら、次はICカードリーダを購入する必要があります。
「マイナンバーカード e-tax」などで検索すると色々出てくると思いますが、確実なのは公式が公開している正式対応している機器の購入することです。
上記のページをスクロールさせた先にある「ICカードリーダライタの選定」という項目に対応機器のpdfファイルへのリンクがあるので、そこを参照してちゃんと対応しているICカードリーダを購入します。
自分はとりあえず安くて評価も高そうだった以下のものを購入しました。ちなみにWindowsのみの対応でMacでは使えないので注意してください。
3:ICカードリーダのドライバをインストールする
購入したICカードリーダによって手順が異なると思うので、各自で説明書通りに設定してください。
ただWindows 10の場合はICカードリーダをPCに接続したら自動的にドライバがインストールされると思います。それで上手くいかない場合はネットで検索してドライバを手動でインストールする必要があります。
自分の場合は購入したICカードリーダをPCに接続してしばらく待つと自動的にドライバがインストールされました。
4:マイナンバーカードの読み取りに必要なソフトのインストール
マイナンバーカードをICカードで読み取るためには専用のクライアントソフトをインストールする必要があります。
以下の「公的個人認証サービスポータルサイト」のダウンロードページを開いて各種OSに対応したクライアントソフトをダウンロードします。
自分の場合はWindowsなので「Windowsをご利用の方」と書かれてある方をクリックします。
システム要件が色々かかれてあるので対応しているかを確認しながらスクロールし、「利用者クライアントソフトのダウンロード」と書かれてあるところにあるファイルをクリックしてダウンロードします。
インストーラがダウンロードされるので、ダブルクリックして起動させます。
起動させるとインストーラが立ち上がるので「次へ」をクリックします。
インストール先フォルダを選択できるので選択して「次へ」をクリックします。デフォルトのままで問題ありません。
プログラムフォルダを選択できるので選択して「次へ」をクリックします。こちらもデフォルトのままで問題ありません。
インストール先とプログラムフォルダを確認して「次へ」をクリックします。
するとインストールが始まるのでしばらく待ちます。
インストールの途中で以下のように「電子証明書の更新通知機能」を有効にするかどうかのダイアログが表示されます。通知が欲しい場合は「はい」を通知がいらない場合は「いいえ」を選択します。
終了画面が表示されたら「完了」をクリックします。
インストール後、Windowsの「スタート」ボタンをクリックして出てくるソフト一覧の中に以下のようにソフトが追加されていればインストール完了です。
5:マイナンバーカードの内容を読み取る
これで準備ができたので実際にマイナンバーカードの読み取りをやってみます。
ICカードリーダをPCに繋ぎ、ICカードリーダにマイナンバーカードをセットした状態で「JPKI利用者ソフト」を起動させます。
起動させると以下のようにソフトが立ち上がります。
とりあえずマイナンバーカードがちゃんと読み取れるかを確認するだけなので「自分の証明書(U)」と書かれているボタンをクリックします。
今回は「署名用電子証明書」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
パスワード入力画面が出てくるのでマイナンバーカードに設定したパスワードを入力して「OK」をクリックします。ここで入力するのは「署名用電子証明書暗証番号」なので間違えないようにしてください。5回連続で間違えてしまうとロックされてしまい、再度役所へ行ってパスワードを設定する必要が出てきます。
パスワードが正しく入力された場合は氏名、生年月日、住所、発行日などの情報が表示されます。
確認ができたら右下にある「終了」ボタンをクリックしてJPKI利用者ソフトを終了させます。
以上がICカードリーダを使ってマイナンバーカードの情報を読み取る方法です。
単にICカードリーダでマイナンバーカードが読み取れるか確認しただけですが、色々とインストールしたりと割と手間がかかります。しかもe-Taxなどを行う場合にはマイナンバーカードで設定した暗証番号以外に「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」用の利用者識別番号とその暗証番号を新たに登録する必要があります。
マイナンバーカードだけで色々できるといっても、それを利用するためにまた暗証番号を設定したりとかなり面倒なので「マイナンバーカードの普及は難しいだろうなぁ」というのを身を持って感じた次第です。
・参考資料