Blenderでモザイクをかけられることがわかったのでその備忘録です。
1:Blenderでオブジェクトを配置する
なんでもよいですが、今回はモンキーのオブジェクトこと「Suzanne」と背景として「Plane」を以下のように配置しました。
この状態でレンダリングすると以下のようになります。
2:モザイクをかける
では本題の1の状態にモザイクをかけていきます。
最初に上のところから「Compositing」を選択します。
「Compositing」の画面に切り替わったら「Use Nodes」にチェックを入れます。
「Use Nodes」にチェックを入れたら「Add」→「Color」→「Alpha Over」を選択します。
以下の位置に配置します。
次に「Add」→「Distort」→「Scale」を選択します。
以下の位置に配置し、追加したScaleのImageとRender LayersのImageを左ドラッグで繋ぎます。
次に「Add」→「Filter」→「Pixelate」を選択します。
以下の位置に配置し、追加したPixelateのColorとScaleのImageを左ドラッグで繋ぎます。
次に「Add」→「Distort」→「Scale」を選択します。
以下の位置に配置し、追加したScaleのImageとPixelateのColorを左ドラッグで繋ぎます。
次に「Add」→「Color」→「Alpha Over」を選択します。
以下の位置に配置し、追加したAlpha OverのImageとScaleのColorを左ドラッグで繋ぎます。
次に「Add」→「Distort」→「Crop」を選択します。
以下の位置に配置し、追加したCropのImageとAlpha OverのImageを左ドラッグで繋ぎます。
また最初に追加したAlpha Overの下部分にあるImageとも左ドラッグで繋ぎます。
全てのノードの準備ができたら、以下のように各設定値を入力します。青枠部分は基本固定で赤枠部分は状況に合わせて調節します。
ちなみに赤枠のScaleの値はモザイクの目の荒さ、Cropはモザイクをかける画面上の範囲の設定になります。
設定値の調節が終わったら右側にある「Render」ボタンを左クリックします。
すると左下の部分にレンダリング結果が表示され、ちゃんとモザイクがかかっているのがわかります。
アニメーションをつけて動画を出力させた場合は以下のようになります。
以上がBlenderでモザイクをかける方法です。演出上でモザイクをかけたい場合などに使えると思います。
参考にさせていただいた記事ではマスクを使って特定のオブジェクトだけにモザイクをかけたりもしていたので、気になる方は参考資料のリンク先をご参照ください。
また今回作成した.blendファイルも置いておくのでご自由にお使いください。
mosaic.blend - Google ドライブ
・参考資料