過去の記事でOculusGo向けのビルド方法を紹介しました。
Unityで自作アプリをOculusGoにインストールした場合、以下のように「提供元不明」という項目に追加されます。
容量を空けるためや不要になったりして、この「提供元不明」に出てくる自作アプリを削除したいと思う時が出てくると思います。
今回はその方法についての備忘録です。
以下の赤枠で囲っている自作アプリを削除対象アプリの例として進めます。
1:削除するアプリのパッケージ名をメモしておく
パッケージ名とは「提供元不明」の欄に出てくる()の中の記述です。
今回の例では以下がパッケージ名になります。
com.hoge.TestApp
2:ターミナルまたはコマンドプロンプトを立ち上げて削除コマンドを実行する
1で削除するアプリのパッケージ名がわかったら、OculusGoとPCをUSBで接続します。
その状態でMacOSなら「ターミナル」、Windowsなら「コマンドプロンプト」を立ち上げます。
そして以下のコマンドを入力して実行すれば1のアプリを削除できます。
$ adb uninstall {パッケージ名}
今回の例では以下のようになります。
$ adb uninstall com.hoge.TestApp
削除が成功すると「Success」という文字が表示されます。
コマンド実行後、OculusGoの「提供元不明」を見ると該当のアプリが削除されているのを確認できます。
※Successと出たはずなのに削除されていない場合は、一度別の画面やアプリを表示させたあとにもう一度「提供元不明」を確認してみてください。
ちなみに存在しないパッケージ名の場合は、以下のようにエラーメッセージが表示されます。
以上がOculusGo自作アプリの削除方法です。これで実験用の不要なアプリを削除して綺麗にすることができますね。
ただし誤って他の必要なアプリを消してしまう可能性もあるのでパッケージ名をちゃんと確認してから削除コマンドを実行するようにしましょう(自戒も込めて)。
・参考資料