Raspberry Piは何かと便利で高性能ですが、その分消費電力はそれなりにあります。
何も通信したりせずにスタンドアロンで動かすような場合は、BluetoothやWiFiを切っておいた方が消費電力としては小さくなります。
なので今回はそんなRaspberry PiのBluetoothやWiFiを無効にする方法の備忘録になります。
ちなみにRaspberry Pi 4での方法なので他のRaspberry Pi 3等とやり方が違う可能性があるので注意してください。
では始めます。
1:Bluetoothを無効にする
やり方は簡単で「/boot/config.txt」ファイルに1行追記するだけです。
今回はnanoですが、なんのエディタでも良いので「/boot/config.txt」ファイルを開きます。
$ sudo nano /boot/config.txt
「/boot/config.txt」を開いたら末尾に以下の記述を追記します。
dtoverlay=disable-bt
追記できたら上書き保存します。
保存できたらRaspberry Piを再起動させます。するとGUI画面右上に出ていたBluetoothのマークが表示されなくなりBluetoothが無効になっています。
boot時のファイルに追記しているので、一度この設定を行えば起動時に自動的にBluetoothが無効になります。
2:WiFiを無効にする
Bluetoothの無効化はboot時のファイルに記述しましたが、WiFiは時々使いたくなる場合もあるかと思うので今回はコマンドによってWiFiの有効/無効を切り替えます。
WiFiを無効にするには「LXTerminal」を立ち上げて以下のコマンドを実行します。
・WiFi無効化
$ sudo iwconfig wlan0 txpower off
・WiFi有効化
$ sudo iwconfig wlan0 txpower auto
これらはコマンドで実行するとすぐに反映されるため、再起動する必要はありません(ただしWiFi有効化時はWiFiに接続するまで数十秒かかります)。
例えば起動時に自動的にWiFiを無効にしたい場合は、シェルファイルなどにコマンドを記述しておいて起動時にそのシェルを自動実行するようにしておいたりするのが良いかと思います。
またこの他にもGUIの右上にあるWiFiのマークからの手動でWiFiの有効/無効を切り替えられます。
以上がRaspberry PiでBluetoothやWiFiを無効にする方法です。
案外使う場面があるかと思うので、消費電力を気にする場合は設定しておくとよいかもしれません。
・参考資料