今回はちょっとした商品紹介になります。
Raspberry Piを買ったのでそれ用のディスプレイをどうしようかと考えていた時、できる限り配線が少なくてラズパイをくっつけられるような安い小型のディスプレイがないものかと探していました。
色々さがした結果、amazonで以下の商品を見つけました。
www.amazon.co.jp
5インチと小さめですが、タッチパネルで背面にラズパイを固定できてディスプレイはラズパイGPIOからの給電で動く。しかも値段は5000円程度。Raspberry Pi 3向けですがRaspberry Pi 4のマウント穴の位置やGPIOの位置は変わってないので行けるだろうということで購入してみました。
今回はその組み立てと設定方法の備忘録です。
では始めます。
1:組み立て
届いたものを開封すると以下のようになっていました。
セットアップ方法の紙は入っていますが、組み立て手順は書いていません(そこはちょっと不親切ですが値段が値段なのでしょうがない…)。なのでamazonの商品ページにある組み立て画像を参照しながら組み立てます。細かいネジやナットが多いのでピンセットなどを使った方が組み立てやすいかもしれません。
色々苦労してRaspberry Pi 4を背面にくっつけた感じとしては以下のようになります。
Raspberry Pi 3であればコの字型のHDMIが付属しているのでそれを使えばケーブルなしで綺麗になるのですが、Raspberry Pi 4はmicro HDMIなので上部がケーブルでごちゃごちゃしています…。が、それでもちゃんと扱えています。
またRaspberry Pi 4は発熱がすごいのでRaspberry Pi本体はむき出しの状態でディスプレイに固定した方が廃熱的にはいいかもしれません。
2:ディスプレイの設定
組み立ててRaspberry Piを接続すればディスプレイ自体は表示されます。ただ黒枠が出ていたり、タッチパネルが効かなかったりします。なのでディスプレイの設定を行います。
LXTerminalを立ち上げて、セットアップ方法の紙に従ってコマンドを入力してインストールや設定を行っていきます。
その手順は以下の通りです。
$ cd $ sudo rm -rf LCD-show $ git clone https://github.com/goodtft/LCD-show.git $ chmod -R 755 LCD-show $ cd LCD-show/ $ sudo ./LCD-5-show
各コマンドの意味はわかると思いますが、まずホームディレクトリに移動して既存のディレクトリがあれば削除します。その後gitのリポジトリをcloneしてきて実行権限を与えて実行しているという流れになります。
上記のコマンドを実行すると自動的に再起動され、再び立ち上がった時には黒枠がなくなりちゃんとタッチパネルも効くようになっています。
ちなみにgitでcloneしてきたリポジトリの中には実行している「LCD-5-show」以外にも「LCD-24-show」や「LCD-7C-show」など他の画面サイズ用のファイルもあるようなので、同じ会社の他の画面サイズのディスプレイを買った場合でもほぼ同じ流れで設定していけば良さそうです。
以上がRaspberry Pi用の小型ディスプレイを試してみた備忘録です。
まだ試せてはいないですが、Raspberry Pi 4用のコの字型HDMIも見つけたので購入して試してみたいとも思っています。
5インチあれば最低限の文字などが確認できるので、ちょっとした作業用のディスプレイとしてはかなり使い勝手がいいのではないかと思っています。色々Raspberry Pi 4をいじって遊んでいきたいです。
・参考資料