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エミュレータでのビルドと動作確認は前の記事でやりましたが、アプリを開発していく中では実機での確認も必要になります。
今回はAndroid端末の実機にAndroid Studioで作成したアプリを入れる方法の備忘録です。端末ごとの違いやAndroidのバージョン違いなどで手順が違ってくる可能性もあるので注意してください。
では始めます。
1:Android StudioにGoogle USB Driverを入れる
Android Studioを立ち上げて「Configure」→「SDK Manager」を選択します。
「SDK Tools」のタブを開いて「Google USB Driver」の項目にチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。
すると自動的にGoogle USB Driverがインストールされます。
2:実機側で開発者オプションを有効にする
アプリを入れたい実機側にAndroid Studioからアプリを入れられるようにします。
Android端末の「設定」→「端末情報」を開いて「Androidバージョン」と書かれた部分を7回ほど連続タップします。
すると「その他の設定」の中に「開発者オプション」という項目が表示されるようになります。
「開発者オプション」をタップして「開発者オプション」を有効にします。
開発者オプションのスクロールした先にある「USBデバッグ」を有効にします。
これで実機側の設定はひとまず終了です。
3:実機をPCに繋ぐ
実機とPCをUSBケーブルで繋ぎます。Windows10の場合は勝手にドライバをインストールしてくれますが、他のOSの場合は使用する実機に合ったドライバをインストールする必要があります。
4:アプリを実機にインストールする
Android Studioでプロジェクトを立ち上げてRunを行う端末選択のプルダウンから「Run on multiple devices」を選択します。
インストール先のデバイス一覧が表示されますが、ここで実機では表示されない場合があります(以下の画像ではエミュレータしか表示されていません)。
この場合は以下のように実機の方で設定を変更する必要があります。
4’:Android Studioで実機が認識されない場合
実機側の開発者オプションの中にある「USB構成の選択」をタップします。
「MTP(Media Transfer Protocol)」をタップして変更します。
実機が認識されないのは「充電」などの状態(通信を行わない状態)になっていることが原因らしく、メディアなどのファイルをやり取りできるMTPモードに切り替える必要があります。またMTPでなくてもPTP(PictureTransfer Protocol)に設定しても実機は認識されるようです。
5:アプリを実機にインストールする
インストール先デバイス一覧に表示されている実機にチェックを入れて「Run」ボタンをクリックします。
するとビルドが始まり、実機にアプリがインストールされます。
(※実機のAndroidのバージョンとアプリでのAndroidのバージョンが違っているとインストールできない場合があります)
以上が実機でアプリ動作を確認する方法です。
実機側の設定が色々とありますが、基本的には一度やってしまえば大丈夫です。
・参考資料