ソースに絡まるエスカルゴ

貧弱プログラマの外部記憶装置です。

【自作PC】自作PCやってみた その3:OSやドライバを入れる

 前回の記事で組み立てについての記事を書きました。

 BIOSの起動までは割と自作PCの動画などで紹介されていると思いますが、その後Windowsをインストールしたり、グラフィックボードのドライバを入れたりとやることは多いです。実際自分もどうすればいいのかを結構調べながらやりました。

 基本的には参考資料に挙げているこちらのYoutube動画のままですが、その備忘録や手順を記録しておこうと思った次第です。ちなみに自分が使用しているマザーボードは「ASRock B550M Pro4」、グラフィックボードは「ASRock Radeon RX 5600 XT Challenger D 6G OC」なので別の商品の場合は手順や画面が違っている場合があるので注意してください。

 では始めます。


1:BIOS画面を立ち上げてCPUやメモリを確認する
 OSの入っていない状態でPCの電源を入れてから「Del」キーを連打しているとBIOS画面が表示されます。

 自分の場合は以下のようにASRockのBIOS画面が表示されます。ちなみにBIOS画面で「F12」キーを押すと挿しているUSBメモリに画面キャプチャを保存できます。
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 赤枠で囲っている部分の一番上がBIOSのバージョンで、その下にはCPUの情報が表示されています。

 緑色で囲った枠にはメモリの情報が表示されています。どのレーンにどのようなメモリが挿さっているかがわかるので、認識していないメモリがあれば一度電源を落としてもう一度挿し直してください。

 ここで問題がなければWindows 10をインストールしていきます。


2:Windows 10をインストールする
 BIOSの起動まで確認できたらWindows 10をインストールしていきます。

 自作したPCにDVDドライブがついていない人も多いと思うので、先にWindows 10のインストールメディアをUSBメモリに作成しておく必要があります。インストールメディアの作り方は以下の記事に書いています。

 基本的にはPCの電源を切っている状態でインストールメディアをUSB端子に挿してから、PCの電源を入れると自動的にWindows 10のインストールが始まるはずです。

 始まらない場合はBIOS画面の項目からUSBメモリを最初に起動するように設定します。

 これで再起動するとWindows 10のインストールが始まります。

 Windows 10のインストールは、HomeやPro、32bitか64bitかを選択して初めてWindowsをインストールするので「カスタム」の方を選びます。あとはMicrosoftが奨めてくる機能を全部OFFにしていけばOKです。

 ちなみにインストールの途中でネットに繋いでプロダクトコードの認証をする部分がありますが、後からネットに繋いで認証することもできるので後回しにしても大丈夫です。後で認証する場合はMicrosoft公式の以下のページを参考にしてください。

 簡単に説明すると、「設定」→「更新とセキュリティ」→「ライセンス認証」を開きます。ライセンスのステータスが「Windows はライセンス認証されていません」となっている場合は認証されてないので下の方にある「プロダクトキーの変更」をクリックしてプロダクトコードを入力すれば認証されます。この作業をするときにはインターネットに接続されている必要があるので注意してください。

 One Driveなども使用したい場合はMicrosoftアカウントを作成して紐づけておく必要もあります。

 Windows 10のインストールができたので早速ゲームを入れて…と行きたいところですが、タスクマネージャを開くと以下のようになっておりGPUの項目が出ていません。
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 つまりこのままではグラフィックボードを認識していないので、グラフィックボードのドライバをインストールする必要があります。


3:グラフィックボードのドライバをインストールする
 今回の自作PCではAMDRadeonを使っているので、AMDRadeonのサポートページを開きます。

 自分のものはRX5600XTなのでそれを選択して「送信」ボタンをクリックします。
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 該当しているOSを選択します。ここではWindows 10 64bitなのでそれをクリックします。
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 表示されるドライバで一番上にあるものが最新になっているので、それをダウンロードします。
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 あとはダウンロードしたインストーラを起動させて指示に従ってインストールしていきます。
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 Radeonのソフトウェアの画面が立ち上がりますが、これもインストール途中で出てくる画面なので指示に従っていきます。
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 この画面でグラフィックボードに対応するドライバが表示されるので、それを選択して右下にある「インストール」をクリックします。
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 残り時間が表示されるので気長に待ちます。
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 インストールが終わったら右下の「再起動」ボタンをクリックしてPCを再起動させます。AMDに情報を送りたくない場合は画面真ん中の項目のチェックを外しておきましょう。
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 再起動後、タスクマネージャを立ち上げるとちゃんとGPUの項目が増えており、RX5600XTとして認識されています。
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4:BIOSのアップデート(やらなくてもよい)
 動作に特に問題なければやる必要はないのですが、BIOSアップデートの方法も説明しておきます。
 BIOSのアップデートは失敗するとPC自体が起動しなくなる可能性があるので、何か不具合がない限りは行わない方がいいかと思います。

 今回のASRockの場合は、マザーボードのサポートページを開くとBIOSの様々なバージョンが公開されているので、まず今回使用しているマザーボード「B550M Pro4」の商品ページを開きます。

 商品ページの「サポート」→「BIOS」の項目をクリックしていくと一番上に最新のBIOSバージョンがあるので「グローバル」と書かれた方をクリックしてダウンロードします。
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 ダウンロードしたzipファイルを解凍し、USBメモリの中に解凍した中身を入れます。

 一度PCの電源を落としてからUSBメモリを差し込んだ状態でPCを起動させます。ASRockの場合は、OSを入れた状態で起動させた時に「F2」キーを押すことでBIOS画面を立ち上げられます。

 BIOSのアップデートは「Tool」→「Instant Flash」の項目を選択します。これでUSBメモリの中身を読み込み、BIOSのInstant Flashの項目があれば自動的に表示されます。
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 アップデートしたいBIOSの項目を選択して「OK」ボタンを押すとBIOSのアップデートが実行されます。


5:その他のドライバを入れる
 グラフィックボードの認識はできましたが、マザーボードのオーディオ関係やその他のドライバがインストールされていないのでそれをインストールしていきます。ASRockの場合は自動的にドライバを検索してインストールしてくれるソフトがあるのでそれを入れていきます。

 以下のページを開きます。

 ページを少しスクロールした先にある「Download」ボタンをクリックします。
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 zipファイルがダウンロードされるので、それを解凍した中にあるインストーラを起動させます。
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 あとは指示通りにインストールしていきます。デフォルトのままでOKです。
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 インストールしたASRock App Shopを立ち上げると以下のような画面になります。
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 今回はドライバを入れたいので「BIOS & Drivers」をクリックして表示し、必要なドライバの項目にチェックを入れた状態で「Update」ボタンをクリックします。
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 すると自動的に最新のドライバがインストールされます。
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 ドライバによっては再起動が必要なことがあるので、その場合は再起動させます。自動的に再起動する場合もあります。


 以上が自作PCを作った直後からのOSやドライバを入れるまでの手順になります。

 自作PCの解説動画などではWindowsのインストールぐらいまではやってると思いますが、その後どうすればいいかまで解説してるものはあまりなかった印象だったので、わからない人の少しでも手助けになれば幸いです。


 次はベンチマーク動画などでよく見かけるソフト紹介の記事を書いて、ひとまず自作PC関連の記事は一段落しようかと思っています。


・参考資料


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