ソースに絡まるエスカルゴ

貧弱プログラマの外部記憶装置です。

【ffmpeg】ffmpegでの便利な変換コマンド

 ffmpegについては環境構築方法やちょっとした変換コマンドの記事を過去に書きました。

 変換だけではなくその他にもいろいろと便利な機能があることがわかったので、個人的に情報をまとめようと思った次第です。

 コマンドの一行目が書き方で二行目が例という感じで書いていきます。

 では始めます。


1:ファイルサイズを小さくする

$ ffmpeg -i [対象ファイル名(パス)] -pix_fmt yuv420p [保存ファイル名(パス)]
$ ffmpeg -i input.mov -pix_fmt yuv420p output.mp4

 実行すると場合によっては1/10ぐらいのサイズになります。


2:動画画面の反転・回転

・左右反転

$ ffmpeg -i [対象ファイル名(パス)] -vf hflip [保存ファイル名(パス)]
$ ffmpeg -i input.mp4 -vf hflip output.mp4


・上下反転

$ ffmpeg -i [対象ファイル名(パス)] -vf vflip [保存ファイル名(パス)]
$ ffmpeg -i input.mp4 -vf vflip output.mp4


・上下反転して反時計回りに90度回転

$ ffmpeg -i [対象ファイル名(パス)] -vf transpose=0 [保存ファイル名(パス)]
$ ffmpeg -i input.mp4 -vf transpose=0 output.mp4


・時計回りに90度回転

$ ffmpeg -i [対象ファイル名(パス)] -vf transpose=1 [保存ファイル名(パス)]
$ ffmpeg -i input.mp4 -vf transpose=1 output.mp4


・反時計回りに90度回転

$ ffmpeg -i [対象ファイル名(パス)] -vf transpose=2 [保存ファイル名(パス)]
$ ffmpeg -i input.mp4 -vf transpose=2 output.mp4


・上下反転して時計回りに90度回転

$ ffmpeg -i [対象ファイル名(パス)] -vf transpose=3 [保存ファイル名(パス)]
$ ffmpeg -i input.mp4 -vf transpose=3 output.mp4


3:動画の音声を消す

$ ffmpeg -i [対象ファイル名(パス)] -an [保存ファイル名(パス)]
$ ffmpeg -i input.mp4 -an output.mp4

 このコマンドはPC性能による差が出るのか、環境によっては出力したファイルが途中で再生できなくなっている(壊れている)場合があったので注意が必要かもしれません。


 以上が自分がよく使うコマンド一覧になります。各コマンドは組み合わせて使うこともできます。

 音声を消すコマンドについては一言書いてある通り、PC性能によるものなのか出力したファイルが壊れている場合がありました。
 ちなみに失敗した環境は以下の通り。

  • OS:Windows10 Home
  • CPU:AMD Ryzen 5 2500U
  • メモリ:8GB

 10世代i5のMacBook Pro 2020の環境だと問題なく出力できていたので、スペックによっては不具合が出る場合があるようです。

 この他にも参考資料にあるページ様に便利なコマンドがあるので気になる方は参照してみてください。


・参考資料