最近ClipStudioPaintをいじっていたらなんとなく光っているようなエフェクトを作ることができたのでその備忘録です。
あくまで我流で適当にやっているだけなので参考程度にお願いします。
ちなみに完成すると以下のような感じになります。
では始めます。
1:素材のレイヤーを作成する
ClipStudioPaintを起動させると、設定等個々によって違うと思いますがとりあえず以下のような画面になると思います。
黒背景の方がエフェクトがわかりやすいのでレイヤー1の名前を「0_背景(黒)」として黒色で塗りつぶします。
次に新規ラスターレイヤーを追加して「1_十字光」と名前を変更します。
「1_十字光」のレイヤーに十字光を白色で描いていきます。どう描いても良いと思いますが、以下のように「折れ線選択」で十字を作って塗りつぶすという方法が楽だと思います。
「1_十字光」のレイヤーに十字が描けたら「自動選択ツール」などを使って十字の白色部分のみを選択状態にし、その状態で「選択範囲の拡張」をクリックします。
すると選択範囲を拡張できます。エフェクトの大きさなどによりますがここでは「20」と設定して拡張も丸っこくなる方を選択して「OK」ボタンを押します。
これで選択範囲が拡張されました。
この選択範囲が拡張された状態で新規ラスターレイヤーを追加して「2_光ボケ」と名前を変更し、その「2_光ボケ」のレイヤーで選択範囲を白色で塗りつぶします。
続いて選択範囲そのままでまた新規ラスターレイヤーを追加して「3_青光ボケ」と名前を変更し、その「3_青光ボケ」のレイヤーで選択範囲を青っぽい色で塗りつぶします。
ここまできたら選択範囲を解除します。これで各レイヤーの素材は完成です。
ちなみにここまで出来てると、各レイヤーは以下のようになっているはずです。
2:ぼかしとレイヤー効果を追加する
素材ができたので次は光っているように見せるためにぼかしとレイヤー効果を入れていきます。
「3_青光ボケ」のレイヤーを選択した状態で「フィルター」→「ぼかし」→「ガウスぼかし」を選択します。
値を入力できるのでボケ具合を調節します。ここでは120と入力して「OK」ボタンをクリックします。
「3_青光ボケ」のレイヤーがボケました。
続いて「2_光ボケ」のレイヤーを選択して同じ手順でガウスぼかしの120でボケさせます。
この時点でちょっと光ってるっぽくはなっていますが、より自然に見せるためにレイヤー効果を使っていきます。
Shiftキーを押しながら「3_青光ボケ」と「2_光ボケ」の両方をクリックして両方選択した状態で、上部分にあるレイヤーの種類のプルダウンから「スクリーン」を選択します。
すると「3_青光ボケ」と「2_光ボケ」の2つのレイヤーがスクリーンのレイヤーになり、最終的な見た目もより光っているように見えるようになりました。
これで完成です。
以上が光っているようなエフェクトを作る我流の方法です。これだけではまだ不十分だと思うので、十字光の中心部分に丸いボカした感じのレイヤーを追加するなど色々試してみてください。
ちなみにこの方法の応用で何枚かエフェクトを作成し、ClipStudioPaintのアニメーション機能を使って以下のようなパロディっぽいものも作れたのでうまく使えば色々できそうです。