以前Blender2.79でPlaneに動画を貼り付ける記事を書きましたが、Blender2.8以降になってからちょっとやり方が変わっていたのでその備忘録です。
ちなみに使っているBlenderのバージョンはBlender2.81なので注意してください。
では始めます。
1:読み込むPlaneの設定を行う
Blender2.81を起動させたら、Cubeを削除してPlaneを追加します。
Planeを選択した状態で「Material」のタブを開いて「New」のボタンを左クリックしてMaterialを追加します。
次に追加したMaterialで動画を読み込むために設定をしていきます。
2:動画を読み込む
選択したMaterialの「Shading」の画面を開くと以下のようになっています。
「Shift+Aキー」→「Texture」→「Image Texture」を選択してノードを追加します。
Image Textureノードが追加されるので「Open」ボタンをクリックして適当な動画ファイルを読み込みます。
適当な動画を読み込んだら「Image Texture」のColorと「Principled BSDF」のBase Colorを繋ぎます。するとPlaneに動画の1フレーム目が表示されます。
しかしこの状態でアニメーションを再生しても動画として出力されません。
ちゃんと動画として再生させるために「Frames」の値を設定して「Auto Refresh」にチェックを入れます。
この状態で同じように再生すると、ちゃんと「Frames」で設定したフレームまで再生されます。
途中で動画が止まっているのはレンダリング自体のフレーム数が250なのに対して「Frames」を150に設定しているためです。つまり残りの100フレーム分は止まっている状態になります。
これをループして250フレーム分まで動いているようにするためには「Cyclic」にチェックを入れます。
この状態で再生すると以下のように動画の最終フレームまで再生されてもまた頭からループ再生されます。
あとは動画と同じアスペクト比になるようにPlaneの大きさを変更したり、照明などの設定を行えば動画そのままの形でPlaneに貼り付けることができます。
以上がBlender2.81でPlaneオブジェクトに動画を貼り付ける方法です。
Image Textureなのに動画も扱えるという点は最初は戸惑うかとは思いますが、使えると何かと便利かとは思うので色々使っていきたいですね。
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