Blenderでオブジェクトを半透明にする方法についての備忘録です。
1: Viewport ShadingをMaterialに切り替える
最初に3D Viewの左下あたりにあるViewport Shadingを「Material」に切り替えます。(この切り替えを行わないと実際には透過しているのに3D View上では表示されないことになります)
2:透過を有効にしてアルファ値を調節する
半透明にさせたいオブジェクトを右クリックで選択します。(ここでは手前のCubeを選択)
選択したオブジェクトの「Materialアイコン」をクリックします。
Materialの項目の中にある「Transparency」という項目にチェックを入れ「Alpha」の値を調節します。(このAlphaという値が半透明の度合いです。0だと透明、1だと完全に不透明になります)
Diffuseから色を変更してもちゃんと後ろが透過されていることがわかります。
3:透過しているオブジェクトの中にあるオブジェクトを表示させる
透過しているオブジェクトの中にさらに別のオブジェクトを置いてみます。2までの透過させたCubeの中に「UV Sphere」を作成します。
すると以下のように透過設定したはずのCubeに隠れてUV Sphereが見えません。
ちなみにCubeを非表示にするとちゃんとUV Sphereは存在します。
つまり2までの手順だと透過オブジェクトの中のオブジェクトは表示されないことになります。
では、その透過オブジェクトの中にあるオブジェクトを表示させる方法です。
Cubeを再び表示させて、透過させているオブジェクト(Cube)を選択し、「Objectアイコン」をクリックします。
「Display」の項目にある「X-Ray」にチェックを入れます。
これで透過オブジェクトの中にあるオブジェクトも表示されるようになります。
以上がオブジェクトを半透明にする方法です。ガラスのようなオブジェクトにする場合に使えると思います。
・参考資料